おはなしの森

日々を過ごし感じること、思い浮かぶこと。世界はたくさんの物語で溢れている。

奇跡のような私たち

 

 

時折ふと、自分の見ているものが何なのかわからなくなる時がある

 

自分の見聞きしているものはどれくらいが真実なのか

当たり前のようにみんながソレを見ているものだと思い込んでいるけれど果たしてそれが本当に同じものなのか

 

今、私の見ている「赤」はみんなにとっても正しく「赤」で

けれど私の「赤」とみんなの「赤」は同じなのだろうか?

 

夏は暑くて、冬は寒い

怪我をすれば痛いし、愛する人とハグをするのは安心する

 

けれど、その感覚は本当にみんな同じように感じるのだろうか?

 

ソレを表す名前が一緒でも実際は全然違ったりするのではないだろうか?

 

それはきっと答えなんてない。

誰にも証明はできないし、どう頑張ろうと分かりえない事だ。

 

分からない事だから、私は考えてしまう。

 

自分はこうだけど、他の人はどうなんだろう。

あの人はああ言ってたけど、私は嫌だな。

 

絶対に、全てを分かりえる訳では無いけれど

それでも考えると分かることがある

広がるものがある。

 

人は孤独だ

誰もが独りで、そこに立ってる

矛盾を抱えて、共感を求めて、愛を求めてる

 

だから、考えて考えて考える。

理解して、共感して、愛し合える。

 

私たちは誰一人として同じものはいないし

誰もが唯一で絶対の存在だけれど

 

他者を思いやり、慈しみ、愛することができる

 

不完全だから完璧

 

人間がどうやって生まれたのかは諸説があるけれど

 

神様が作ってくださったにしろ

進化してそうなったにしろ

宇宙からきたにしろ

 

こんな不思議でおかしな存在が生まれたのは

 

奇跡的で神秘的な事だなと思うのです

 

 


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