物語が好きで
想像するのが好きで
表現することが好き
こんなだったら、あんな風なら
もしも、例えば、
考えれば考える程世界は広がっていって
終わる事の無いその世界に夢中になれる
もし私が書くことをやめたら
考えることを、表現することをやめてしまったら
何が起きるのか
答えは簡単
誰にでもわかる
特に何も起きない
朝起きて、働いて、たまに遊んで、夜眠る
何の変哲もない普通の日々を過ごしていくだけだ
私の人生に於いて
想像すること、書くこと、表現することは必要不可欠ではない
けれど、それがない世界はなんと味気ないものだろうか
書かなくても、想像しなくても生きてはいけるけれど
私はきっと何に対しても無感動になってしまうだろう
心を揺さぶる、体の奥底から湧き上がるあの衝動も
何も湧き上がっては来なくなるのだ
ただただ、流されて漂って
そうしているうちに、いつの間にか終わっている
そんな人生になってしまうのだろう
それが悪い事だとは思わないけれど
やはり物足りないな、味気ないなと思ってしまう
せっかくの人生だ
いつ終わるかも分からない
1回きりかもしれないし、そうじゃないかもしれない
私には想像つかないくらいの奇跡が起きて
今、この場所に この世界に 私はいる
どうせなら楽しい毎日を
彩り鮮やかな日々を
幸せで満ち足りた、愛に溢れる生活を
そうして私は今日も生きていくのです