おはなしの森

日々を過ごし感じること、思い浮かぶこと。世界はたくさんの物語で溢れている。

2021-01-01から1年間の記事一覧

もどかしい想い

ふと、見上げた空が綺麗だったから 通り過ぎの会話が面白くて 目の前を猫がとおりすぎたから 物語は何処にでも転がっていて 世界は今も広がり続けている 目に映るそれらは綺麗で、美しくて 時間を忘れて魅入ってしまう あの子はこれからどんな旅に出るのだろ…

希う

優しい人でありたい 困っている人に手をさしのべられるような 苦しんでいる人に寄り添ってあげられるような 他者を思いやり、尊重できるような 人は誰しも特別なものだと そんな当然のことを当たり前のように振る舞える そんな、いい人でありたいと願ってい…

【短編】世界はふしぎで溢れてる

「ねぇ、何してるの?」 かけられた声に優里が振り向くと、そこには同い年くらいの女の子が不思議そうにこちらを見ていた。 優里にはお友達が沢山いるけれど、その子は会ったことがない子だったので優里はキョトリと1つ瞬きをして首を傾げる。 「だあれ?」…

嬉しい誤算

Netflixのオリジナル海外ドラマにはまった。 気がついたら1日が終わっていることが多く、ちょっとしたタイムトラベル気分を味わっている。 人を引き込み、熱中させる作品 私もいつか、誰かにタイムトラベル気分を味合わせるような作品が作りたいなと思う今日…

コロナによる自宅療養中の死亡について

私たちを悩まして、苦しめているコロナウイルスの自宅療養中の死亡がニュースで大変目立っている。 自宅療養中の急変による死亡を防ぐために、見守りシステムを作れないものなのだろうか? 例えば、犬や猫ちゃんを留守中に見守る機械とかを使って 倒産などで…

【短編】ワスレモノ

風に吹かれ緑が揺れている。 緑が揺れると同時にチラチラと木漏れ日の光も踊り、どこか遠くで歌う鳥たちの声が響きあう。 思わず、ため息が漏れた。 大きく力強く存在しているこの木は、一体いつからここにいるのだろう? きっと、私が生まれるよりもずっと…

【短編】雨上がり

青く澄み渡る空。白い雲。煌々と輝く太陽が降り注ぐ、ジリジリとした熱。 目の前にはひらひらと踊るように動く黄色。 「君は相変わらず、おかしなことを言うね?」 くすくすと楽しげにそう言い放った彼女に少しムッとしてしまう。 「おかしいとか、先輩にだ…

早起き出勤

目を開ける。 外はまだ暗い。 重たい体を起こして身支度をして、暖かいお茶漬けを食べてホッと一息。 残ったお湯で水筒にお茶を注ぎおにぎりと一緒にカバンへしまう。 上着にマフラー、マスクに手袋。 防寒対策をしっかりとして「よしっ!」とひとつ気合いを…

黒い穴

足りない。 たりない。 何かが足りない。 産まれた時からずっと何かが欠けている。 どんなに楽しくても どんなに笑っていても どんなに恵まれた環境にいると理解していても それでも 心にはポカリと大きな穴がある。 暗くて、先の見えない真っ暗闇 幼い頃そ…

やる気は出そうと動くエネルギーが1番、大変

自室の天井を見上げ小さく口を開く 「あー。」 自分いがい誰もいない空間に小さく響く声。 窓の外からは車の音や人々のくぐもった話し声が通り過ぎる。 (あれ、やらなきゃ。・・・そういえば、他にも・・・) 頭の中では自分のやらなきゃいけない事が 浮かんでは消…

面白いブログを書くために

ブログとは、 面白いものを書くと良いらしい。 それを聞いて僕は首を捻り呻いた。 「面白い」とは一体なんだ。 何をそんなに悩む事があろうかと、あなたは思うかもしれない。 けれど考えて見てほしい。 もちろん僕は面白いと感じることは沢山あるし、なんだ…

働くと言うこと。

ガシャン。ガシャン。ガシャン。 断続的に響く機械の音をBGMに黙々と手元の商品にシールを貼っていく。 ペタペタ。ペタリ。 繰り返し繰り返し、黙々と同じ作業をくりかえしながらぼんやりと考えてみる。 私の目の前を過ぎ去っていくこの商品は、 どこの 誰に…

初 はてなブログ

新しい年を迎えて、何かを新しく始めてみたいと思った。世間は重く、暗く、先の見えない日々が続いているが 霞む視界の先にある光を決して見失わないように。「大人」「子供」 そんなものはただの称号でしかないと私は思う。「大人」でも出来ないことはある…